びゅうダイナミックレールパックがお得すぎて怖い件
Introduction
先日、リゾートしらかみ旅に出かけたわけですが、その際に久しぶりにJR東日本のびゅうダイナミックレールパックを使って、新幹線とホテルを手配しました。
このびゅうダイナミックレールパックは、JR東日本のグループ会社が販売する旅行商品で、某YouTuberが盛んにお得だ、と宣伝したことで知ったものの、 過去に使ってみた感じ、いうほどではという印象でしたが。。。今回は驚くべき程の割引だったため、記録もかねてこのエントリを書いています。旅の記録自体は私のフォトブログ参照。
実際にやってみた
さて、今回の旅の行程は、
- 金曜の朝 東北新幹線にて東京から新青森まで移動
- 新青森から青森へ、そこからリゾートしらかみで秋田へ
- 秋田にて、ドーミーイン秋田に宿泊
- 翌土曜日、秋田市内と角館を観光しつつ盛岡へ移動
- 盛岡から東京まで東北新幹線にて移動
このうち、東京-新青森間、および盛岡-東京間の新幹線とドーミーイン秋田の宿泊を、ダイナミックレールパック経由で1週間前に手配したところ、気になる代金は。。。32,400円でした。
もしこれを、新幹線・ホテル別々に手配した場合どうなるか?えきねっと 新幹線eチケットで東京-新青森間が17,470円、ドーミーイン秋田が大体10,000円、盛岡-東京が14,810円で、合計 おおよそ42,280円。
その差額は9,880円。シンプルにいうとダイナミックレールパックの場合、往復の新幹線代+数百円で温泉・朝食付のビジネスホテルに泊まれてしまったわけです。結構ビックリな価格差だと思いませんか?
内訳 | ダイナミックレールパック適用時 | 通常料金 |
---|---|---|
東京-新青森 | - | 17,470 |
ドーミーイン秋田 | - | 10,000 |
盛岡-東京 | - | 14,810 |
合計 | 32,400 | 42,280 |
付与JREポイント | 64pt | 645pt |
気を付けるべきポイント
安くなる理由の1つとして、びゅうダイナミックレールパックは旅行商品として販売されていることがあるらしい。それ故に、
- 座席の希望がざっくりとしか(窓側 or 通路側)指定できない
- 指定した日程で乗りたい時間の列車、泊まりたい宿が提案されるとは限らない(列車の場合は優等種別ではないものが提案されがち)
- 予約確定後、列車の変更・一部キャンセルが不可
- 途中下車不可
- 指定された列車を逃した場合は、原則 乗車券含め失効する
(例外的に後続の列車の自由席に乗れる、という説もありますが、公式に明記されているところが見つけられず、試したこともないので、出来ないと思っていたほうが安全かと)
<2024/11/7追記>
多くの方に関心をもっていただけているようなので、適当なことは書いておけないということで改めて調べてみたところ、公式の見解がありました。- 第1の切り分けとして、きっぷの紙面に「▲指定列車以外に乗車時は別途乗車券・特急券の購入が必要」の記載がある場合は後続列車の自由席乗車はNGで別途乗車券・特急券の購入が必要とのこと。
- この記載がない場合は、「ご乗車日当日に限り後続列車の自由席をご利用いただける場合がある」とのこと。
具体的にどんな場合に利用できないのかは不明。全席指定だと乗れないよ、と言いたいだけなのかそれ以外のニュアンスが含まれているのか。。。シンプルに乗れるならラッキーくらいの気持ちでダメ元で駅員さんにお尋ねするのがよさそう(乗り遅れたのは自分の責任なので、ダメと言われても決して無茶な要求やクレームはNGにしましょうね)。
- JREポイントの付与率が低い
等々の制約があります。割り切ってしまえばそんなに困ることはないかな、と個人的には思います。
ただし、このびゅうダイナミックレールパック、タイミングによって値段の変動が大きいため、必ずしも割安になるわけではない、というところに注意。実際 私が昨年試した際は、(夏休みシーズンの繁忙期だったためか)バラで手配するのと数百円くらいしかわかりませんでした。このときの旅は前週の豪雨被害による列車運休に伴い出発前から予定がぐちゃぐちゃになっていたものの、変更がきかないこのプランの特性上、仕方がなく苦戦しながら別ルートを探しました。
まとめ
びゅうダイナミックレールパックは、新幹線とホテルをセットでお得に手配できる素晴らしいサービスだと思います。一方で旅行商品故の制約や時期による価格の変動等、マイナス面も少なからずあるため、考え無しこのプランを選ぶのではなく、新幹線とホテルをバラで手配した場合の差額やその他の制約を考えた上で、判断・計画することが重要と思いました。なんやかんや、旅は計画しているときも楽しいものよね。
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